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「岐路」「分かれ道」。その文字通り、参加者が自分で「二者択一」の判断を下します。
「人数分用意できない緊急食料をそれでも配るか」など、阪神・淡路大震災の際に、神戸市職員が実際に直面したジレンマや課題をカード化したものです。「ゲーム」とはいえ、判断を下さなければならない内容は、どれもがジレンマや迷う状況ばかりです。
■災害時への対応力、判断力を身につけながら、多様な考えに触れ、認め合うことも学べます
■ ゲームではありますが、防災を自分ごととして深く考えることができます
■(1グループ3人~7人)×10グループくらいまで一度に行えます。
①提示された状況に対し、決心を求める
②自分の決断をYes、Noカードで提示
③決断に至った理由をグループで共有
可能でしたら
■スクリーン
■プロジェクター
災害時の状況は、あえて「ゆるく」作られているそうです。個人の過去の経験や職業によって、想像する状況が違ってきます。
有事や災害時、8割の方がフリーズ(思考停止)してしまうといわれています。さらに、発災後は防災無線やサイレンが鳴り響きますので、さらに動揺したり冷静さを欠いてしまいます 。
大きな自然災害を目の当たりにして、無力感にさいなまれまる方も少なくありません。
災害時に多くの方が抱く無力感には2種類あります。
①災害を前になすすべがない無力感
②救助や物資が届くまで何もできなかった無力感
①は、災害は、人間の手でコントロールすることはむずかしいので、コントロールできない無力感といえます。
②は、救助がくるまでに何かできることがあれば、「コントロール可能」な無力感。
災害時、自分が置かれたところで できることは限られているかもしれません。
ですが、できる行動が増えれば増えるほど、無力感を軽減させることができます。
また、「限られた環境の中でも、できる限りのことをやれた」という思いは、こころの回復スピードを早めてくれます。
災害を防ぐ「防災」には限界があると思います。
ですが、災害時の被害を小さくする減災は可能です。
フリーズ(思考停止)にならずに、すぐに行動できる人が増え、災害によって悲しむ人、大変な思いをする人が減りますように…。
一人でも多くの方に知っていただけたらと思います
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