• レジリエンス(折れない心・柔軟性)と自己効力感を高め、変化が激しい時代もしなやかに生き抜く


    内陸の小学校さんで、
    「3.11集会」を担当させていただきました。

    残念ながら、昨年度はコロナで休校、
    3.11集会は中止となりました。
    ですから、
    計画通りに行われるというだけでも、
    とても感慨深いものがありました。
     

    3.11集会

    ◆事前学習

    震災から10年。
    震災当時、
    6年生は、1歳か2歳。
    5年生は、0歳か1歳。
    4年生は、0歳…。
    3年生以下は、震災後に生まれた子どもさん達。


    さらに、内陸に住んでいる子どもさん。
    沿岸部で通学路が浸水想定区域に
    あるおうちや学校などであれば、
    避難訓練などで津波は身近な災害
    かと思いますが… 
    津波災害や東日本大震災をどのように伝えようかと考えておりました。


    が、事前に先生方が
    「3.11忘れない(岩手日報さん)」を
    教材にして、学習指導をしてくださる
    ということでしたので、とても助かりました。

    事前学習の内容に合うことを意識して
    まとめることができましたので、
    「事前学習」「学習内容」等についても
    情報共有していただき とてもありがたかったです。

    ◆3.11集会で伝えたこと

    《災害時に役立つ新聞紙の使い方(集会の間、体験してもらいました)》

    • マフラー
    • 即席カイロ
    • 座布団(床からの冷え防止、身体への負担軽減)
    • レッグウォーマー(代表で担当の先生が体験してくださいました)

    《東日本大震災について》

    • 災害の種類
    • 沿岸(浸水想定区域)に住んでいる人の行動クイズ

    《災害が起きたときの人の行動》

    • 東日本大震災、発災直後の様子
    • 避難した先、体育館での様子

    《防災学習・避難訓練の大切さ》

    • 災害時(有事)の人の気持ち、行動
    • 災害で亡くなる人、悲しむ人が一人でも多く減るように…
       

    自分自身の反省と振り返り

    ◆反省点

    • 1年生~6年生の子ども達がわかる言葉を使っていたか
    • 幅広い年代の子ども達が理解できる内容だったか
    • 災害(津波、被害)について、もっと踏み込んだ内容にした方がよかったのでは…
    • 発災直後の子ども達の様子をもっと具体的に伝えた方がよかったのでは…

    ◆伝えられなかったこと

    (伝えようか、直前まで迷っていたのですが…)

    • 高台に避難するときの子ども達の様子
    • 低学年の子ども達(驚いて泣いていたり、流される住宅をぼーっと見ていた)
    • 高学年の子が「後ろを見な方がいい」と低学年の子ども達に声をかけていた
    • 避難所開設前の体育館の様子(停電、寒さ、空腹)
    • 子ども達を無事高台に避難させたあと、子ども達から見えないところで肩を震わせて泣いていた女性の先生方の姿

    (このことについては、別のページにまとめております↓)
    発災直後の子ども達・先生方の様子

    ◆子どもさん達の取り組む姿勢

    どの学年の子どもさんも、
    積極的に手を上げてくれたり、
    理由もしっかり答えてくれました。

    高学年の子どもさん達は、
    こちらが言葉で伝えきれなかった
    思いまでも感じ取ってくれました。

    また、低学年の子どもさん達も
    高学年の先輩の発言を参考にしながら
    一生懸命、取り組んでくれました。

    集会の最後、
    代表で挨拶をしてくれた子どもさん。
    その時間で感じてくれたことを
    自分の言葉で伝えてくれて
    とても感動しました。


    先生方の日頃のご指導と、
    事前学習のおかげだと思います。

    「もっと、踏み込んだ内容でも良かったのでは…」と
    反省させられたのは、
    子どもさん達の学ぶ姿勢と回答の内容からでした。
    (本当に感心しました)

    ◆いただいた「ふりかえりシート」より


    さらに、
    「学習したことをおうちの人に伝て、
    一緒に、震災や防災について考えてもらう」
    という取り組みもされておりました。

    ふりかえりシートには、
    おうちの方からの感想なども書かれていました。

    内陸にお住いの保護者の皆さんの
    震災への思いやお子さんと一緒に
    取り組んでいる家庭の防災対策など、
    私一人では知ることができない
    内容ばかりでした。

    そのようなことを知る機会は
    なかなか ないことですので
    本当に貴重な機会をいただきました。

    たくさんの「気づき」をありがとうございました

    ◆今回いただいた気づき

    震災後に生まれた子どもさん達に
    東日本大震災のことや震災の教訓を
    伝えてくださっている先生方が
    内陸にも たくさんいらっしゃること。

    発達段階に合わせた伝え方を
    当たり前のようにできる
    小学校の先生方のすごさを
    改めて実感いたしました。


    朝から下校まで、
    子どもさん達と一緒に過ごされる
    小学校の先生方にとっては、
    事前学習や集会の内容などを考える
    時間を確保するのも大変なことだったかと思います。

    打ち合わせのメール等のやり取り、
    子どもさん達のふりかえりシートを
    送ってくださったりと、
    たくさん お世話になりました。
    (しかも、年度末のお忙しい時期…)

    ◆「震災から10年」「コロナ禍」で感じたこと

    3.11集会の直前、
    私が住んでいる大船渡では、
    新型コロナウイルスの感染拡大により
    3月7日まで、感染拡大防止特別期間が設定されていました。

    3月は、卒業式、離任式など
    普段以上に行事が多い時期。

    しかも、6年生にとっては本当に最後の行事。
    今年度は、さまざまな行事が
    中止になったり、変更になることが多かったはずです。

    たくさん我慢してきた6年生の
    最後の行事が不安なく行われるように、
    もしものときは遠慮する覚悟をしていました。

    ですが、先生方のおかげで、
    予定通り行わせていただくことができました。

    思いがけず、息子が小学生時代に
    お世話になった先生にも再会することができ、
    ご挨拶する機会もいただきました 。
    (震災があった年から、おそらく、
    一番、長くいてくださった先生だったかと記憶しています)


    あの日、先生方が急遽、
    高台に避難させてくださったおかげで、
    校庭にいた地域の方
    子ども達や息子も私も
    今、こうしていられることを
    震災から10年という節目の日に
    改めて思い出させていただきました。


    帰る道すがら、
    コロナで不安定な世の中、
    子どもさん達のまっすぐな瞳、
    最後にいただいた感想、
    コロナ対策をしながら準備してくださった先生方、
    子ども達に震災のことを伝えてくださっている姿、
    震災から10年など…
    しみじみと思っていましたら、込み上げてくるものがありました。


    今から10年後、
    子どもさん達は社会人や高校生。
    その時には、
    アフターコロナになっていて
    「あんなこと あったよねー」と
    「あれがあったから、今があるよね」と
    明るく話せる時代になっていたら良いのですが…。

    また、今よりも減災対策が進んで、
    災害で亡くなる人や悲しむ人が一人でも多く減っていてほしいと願わずにはいられません。


    内陸の子どもさん達や先生方と一緒に、
    震災について振り返る機会をいただきましたこと、心から感謝いたします。
     本当にありがとうございました。