【活動報告】
臨機応変力を身につける実践的防災セミナー2019.3.12
上記のセミナー内容を「新しい東北」官民連携推進協議会さんのサイトに掲載していただきました。
セミナーでは、参加者の皆さんと以下の内容について理解を深めることができました。
「自分は大丈夫」、「まさか自分が」と、
災害時や有事の際に起こりやすい心理「正常化バイアス」を軽減させる方法は、「津波は高台に逃げる」など、危機的場面について事前行動計画を作り、訓練を通じて行動を徹底させる「行動のパッケージ化」が重要。
参加された方々からは、「3.11の行政の対応、どうして避難しない人がたくさんいたのか」、「危機状況における判断の方法が、とてもわかりやすかった」、「次、もしも災害が起きた時、どう行動したら良いかを考えさせられる時間でした」などの感想をいただきました。
講座の後半は、「判断力と臨機応変力を鍛える」ことを目的に、講座の前半で学んだ「危機に対応するために必要なこと」、「意思決定に至るプロセス」を意識しながら、グループでケーススタディに取り組んでいただきました。
★ケーススタディの内容
「大雨洪水で夜間に避難勧告が発令された。
川の近くにある自宅から徒歩で10分以上ある避難所へ避難するか?(その時の状況、条件、家族構成など、考慮すべきことは複数ありました)」。
グループ内で意見交換しながら話し合い、最終的に「避難するか、避難しないか」、グループでどちらにするか決断していただきました。
受講者からは、「与えられるだけでなく、自ら考えてみることで実践的感覚を得られた」や、「実際の災害時の避難行動に役立つように、様々な災害のケーススタディについて学んでみたい」などの感想をいただきました。
これを機に、災害時だけでなく、日常生活に役立つ「とっさとのときの判断力」を高めてもらえたら幸いです。