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新聞紙スリッパ


発災直後、すぐに必要な物資が手に入るとは限らず、その時、その場にあるものを活用するしかありません。きっと、当時、皆さんご苦労されたことと思います。普段の暮らしの中であれば、寒い時に新聞紙を防寒グッズにすることは、きっと多くの方が思いつくと思いますが、有事や災害時の心理には「10-80-10理論」というのがあります。

有事、災害時にすぐに行動できる人の割合

有事や災害時の心理 10-80-10理論


■10%…直ちに身を守る行動ができる(日頃から訓練をしている人)
■80%…フリーズ(思考停止)しているので、周りの行動に同調しやすくなる
■10%…パニック状態  


これに沿って考えると、発災後に新聞紙を防寒グッズにしようと行動できる人は10%。 

実際、私も3.11の地震の間(3分間くらい)、「なにこれ?なにこれ?」と思いながら、落下物から頭を守るような行動すらできませんでした。その時は、冷静に行動できていると思っていましたが、いま思えば、フリーズ(思考停止)していたのだと思います。

さらに、発災後は防災無線やサイレンが鳴り響きますので、さらに動揺したり冷静さを欠いてしまいます。

備えの心がけによって軽減できる、災害時の無力感

大きな自然災害を目の当たりにして、無力感にさいなまれまる方も少なくありません。
災害を前になすすべがない無力感①、救助や物資が届くまでの間や、発災後の自分の行動に伴う無力感②、2種類あります。
 
①災害は、人間の手でコントロールすることはむずかしいので「コントロールできない」無力感

②救助がくるまでに何かできることがあれば、「コントロール可能」な無力感

普段から、新聞紙の活用方法を目にしたり知っておけば、パニックや思考停止状態になっても「あ、そういえばこんな使い方できるんだった」と思い出してもらえるのでは…というよりも、思い出していただきたいです。

それをきっかけに「じゃぁ、新聞紙以外の物も何かに代用できるのでは?」と、できる行動が増えれば増えるほど、無力感を軽減させることができます。

また、行動している人たちに感化されて、フリーズ(思考停止)状態になっている人たちも行動できるようになり、フリーズ状態から解放されていきます。

「限られた環境の中でも、できる限りのことをやれた」という思いは、こころの回復スピードを早めてくれます。

なぜ、新聞紙?

避難所に指定されているのは、学校の体育館や公共施設が多いです。
おそらく、新聞紙があるのではと思います。

実際、東日本大震災で避難した先であった物が、新聞紙とダンボールでした。

学校の先生や用務員さんが置いてくださったのか、避難所になった学校の近所に住んでいる方が置いてくだっさったものなのか わかりませんが、体育館の隅に置かれてあったのです。

新聞紙スリッパの目的

ニュースリッパ―を通じて、「新聞紙の活用方法」「震災の教訓を伝える」だけでなく、災害時のストレスケア、こころのケアにもつながってほしいと思っています。

災害を防ぐ、防災には限界があると追いますが、災害時の被害を小さくする減災は可能です。

すぐに行動できる人が増え、災害によって悲しむ人、大変な思いをする人が減りますように… 
一人でも多くの方に知っていただけたら…と思います🍀

商品サンプル置かせていただけることに…

岩手県宮古市のカフェ温心(オンハート)さん
「震災で高まった防災意識を防災知識につなげたい」と、置いてくださっています。2020年3月10日~