• レジリエンス(折れない心・柔軟性)と自己効力感を高め、変化が激しい時代もしなやかに生き抜く

    岩手レインボー・ネットワークさん主催の防災学習・交流会にお招きいただきました。昨年に引き続き、お声がけいただきとてもありがたかったです。

    「防災」に関することで気になっていることや、「こういうのがあると助かる」というものも参加された方々から教えていただきました。

    LGBT当事者・支援者さんの声

    ■災害等の緊急情報や行政情報が多言語版だと助かる
     
    ■平時に相談できないことは、災害時にはさらにハードルが高くなる
     
    ■「命」や「生きる」が最優先の事態の時に、個々の 困りごとを伝えることはためらいを感じる…など、他にもたくさん「気になること」が出されました。
    (↑皆さんの許可をいただいて掲載しております)

    皆さんのお話をうかがって気付いたこと(自戒を込めて…)

    ■避難勧告・避難指示が発表された災害のたびに議論される「なぜ逃げないのか?」には、災害時の心理のほかに、「避難したくてもできない人もいる」という視点も必要ではないか?
      
    ■最近、取り入れられるようになってきた「男女共同参画の視点」。これまでの避難所運営は、マジョリティ(多数者)の視点だけだったのでは?
         
    ■「自然災害による犠牲者ゼロ」を本気で目指すなら、「避難所へ行くことをためらう人」を減らすこと。そのためには、社会的なマイノリティ(少数者)への配慮が不可欠で、多様な人たちが生きやすい社会を作っていくことが必要なのでは?
     
    ■ LGBTの方やマイノリティ(少数者)の方々の「災害時の困りごと」は、「普段の暮らしの困りごとの延長」

    ■ 欲しい情報、必要な物資、安全な避難所という「物理的な環境や配慮」以上に、マイノリティの方にとっては「困りごとを打ち明けられる人がいるところ(理解者)」が「安全な場」になる

    このブログでの「マイノリティ」の意味

    マジョリティ(多数者)ではないという意味で、マイノリティ(少数者)としていますが、この表現によって傷つけたり、不快にさせてしまうのではないかと不安になります。
    が、私のつたない説明によって「性的指向」を「性的”嗜好”(対象の好み)」と誤解されたくないので、ここではマイノリティ(少数者)と表現いたします。

    不満よりもマジョリティ(多数者)への思いやり

    災害時の対応や避難所運営に対して不平不満をおっしゃる方は、一人もいらっしゃいませんでした。

    むしろ「災害時は個々の困りごとを言えるような状況じゃないし、だからこそ負担をかけたくない。だから、避難所へは行かないと思う」と…。
    避難者や避難所運営者に対して配慮してくださる方ばかりで、マジョリティ(多数者)への思いやりを感じました。

    マイノリティの方々への配慮が欠けていたこと、普段から誰にも言えない思いを抱えて暮らしている方がいらっしゃること、LGBTについての勉強不足、理解不足も痛感し、その場にいることさえも申し訳ない気持ちになりました。

    マイノリティの方への配慮がある社会は、誰にとっても過ごしやすく優しく温かい社会になるだろうな…など、たくさんの気づきをいただきました。


     

      
    そんな皆さんとの出逢いをくださったのは、岩手県内に住むLGBTのための「岩手レインボー・ネットワーク」というグループを立ち上げられた山下先生です。

    山下先生は、「どんな性の在り方、どんな家族の形態の人も、暮らしていきたいと願う場所で安心して生きていける地域にしていきたい」という思いで活動されています。
     
    山下先生や皆さんのお話を直接うかがって、改めて「アライ(Ally)LGBTのことを理解し応援する人」になりたいな…と強く思いました。
    簡単に「アライ(Ally)」になれるとは思いませんが、まずは、LGBTやマイノリティの方の困りごとや、注意すべき言動などから学んでいこうと思います。

    山下先生、貴重な機会をくださって ありがとうございました。