• レジリエンス(折れない心・柔軟性)と自己効力感を高め、変化が激しい時代もしなやかに生き抜く

    昨年度も、事前に打ち合わせをさせていただきました。
    防災学習の内容の他に、生徒さんに身につけさせたいことなどの学校のニーズと、2020年の編入統合後のことも見据えて、昨年度は災害対応カードゲーム「クロスロード」を使った防災学習を行いました。

    昨年度は、クロスロードゲーム

    「クロスロード」に決めた理由は、災害時への対応力、判断力を身につけながら、多様な考えに触れ、認め合うことも学べるからです。
    先生方も生徒さんと一緒にに取り組んでくださって、とてもありがたかったです。
    段ボールの「どこでも個室」体験もしていただきました。
    今年度は、昨年度とは違った内容で、主体的に防災について考えてもらえるような内容にしたいと思っています。

    災害ゲーム「クロスロード」とは…

    「岐路」「分かれ道」。その文字通り、参加者が自分で「二者択一」の判断を下します。

    「人数分用意できない緊急食料をそれでも配るか」など、阪神・淡路大震災の際に、神戸市職員が実際に直面したジレンマや課題をカード化したものです。「ゲーム」とはいえ、判断を下さなければならない内容は、どれもがジレンマや迷う状況ばかりです。

    クロスロードの流れ

    ①提示された状況に対し、決心を求める
    ②自分の決断をYes、Noカードで提示
    ③決断に至った理由をグループで共有

    災害時の状況は、あえて「ゆるく」作られているそうです。個人の過去の経験や職業によって、想像する状況が違ってきます。

    私が思う「クロスロード」のスゴイところ

    災害への備えとして

    ■「災害現場」で起こりうることをイメージしやすくなるので、災害に備えようという意識が高まる

    ■災害時への対応力、判断力を身につけられる

    ■災害を「自分事」として考えられる

    コミュニケーション力を高められる

    ■「正解がない」ゲームなので、普段は人前で発言することが苦手な人でも、自分の考えを抵抗なく発表することできる

    ■判断がむずかしい状況ばかりなので、「ジレンマ」を体験できる

    ■想像した状況や決断に至るまでのジレンマをお互いに知ることによって、多様な視点や価値観を認識することができる

    ■相手の立場を推し量り、相手の気持ちをより深くりかいできるようになる

    ■他者への思いやりの心を育む

    ■普段、自分で「意思決定」することが苦手な人にとっては、「意思決定」の訓練にもなる

    ■お互い認め合うことができるようになるので、慣れ親しんだグループのメンバーでもコミュニケーションが活性化したり、チームワークを高められる

    防災士✖産業カウンセラーの視点から

    「クロスロード」は、防災への備えをしながらコミュニケーション能力やチームワークを高めることができるツールです。社内研修、集団での防災学習としてもおススメです。
      
    ※写真は2019年度の吉浜中学校さんの防災学習の様子。許可をいただいて掲載しております。