• レジリエンスな社会、生き方、育て方。個人と組織のパフォーマンスアップにつなる情報サイト。(一社)トータルセーフティネット。岩手大船渡の防災士・産業カウンセラー
岩手日報2019年7月23日付け朝刊


日本防災士会岩手県支部のことを、多くの方に知っていただくことは、他の防災や災害に関する活動をしている団体や個人同士のつながりやネットワークにつながると思いますので、とてもありがたいことです。


実は、同じ県内の防災士でいながら「県支部の存在を知らない」というよりも「知ることができない」方がいるのです。
 
防災士の資格取得は、日本防災士会主催で行います。
県支部の事務局によると、日本防災士会から各都道府県の支部へ新規の資格取得者や会員情報は届かないという事情があるそうです。そのため、同じ県内で防災士としていながら「県支部」の存在を知らない方がたくさんいるのです。
(私が県支部の存在を知ったのは、たまたま事務局の方と知り合い、その方から支部のことを教えていただいたからです。)
 
東日本大震災と台風10号豪雨災害を経験した岩手。
自ら受講した方の多くは、「今度は何かできる人になりたい」と思って、資格を取得したと思います。その中には きっと、「県内の防災士の活動内容をもっと知りたい 」など、県内で防災活動をしている人とのネットワークを求めている方がいらっしゃると思うのです。
 
県支部主催の研修会で、もうすでに地域のリーダー的存在になっているような方でも、地域で防災活動に取り組むことの意義を理解してもらうという段階で「挫折しそうになった」ということを知りました。
 
防災士だけが防災活動を行っているとも、防災活動の中心になるべき などとは思っていません。これは県支部の防災士も思っていることです。ただ、個人で防災活動を行ったり継続していくには、困難を乗り越える力が必要な気がするのです。防災活動をしている人とのネットワークは、その力の一部になると思います。
 
団体同士のネットワークや個人のつながりは、災害時のセーフティネット、共助、減災にもつながります。防災士としてだけではなく、県民の一人として、岩手の減災力が向上していくことを願っています。
時間をかけて取材をしてくださった記者さん、ありがとうございました。